2018年9月19日水曜日

EAPO転用可能性(身体障害,老年期障害編)

EAPO転用可能性の論文が新たに公開されました


先日,日本臨床作業療法研究にポジティブ作業の等化評価(以下,EAPO)の転用可能性における論文が公開されました.この論文は,身体障害や老年期障害を有したクライエントにもEAPOが使用できるかを検証した内容となります.

結論としては,EAPOは上述した障害を有したクライエントにも使用できることが確認できました.つまり,身体障害や老年期障害を有したクライエントの方々に対し,作業療法士がWell-Beingを促進する作業で支援した介入効果を一事例からでも項目反応理論により一般化した値で算出できる可能性があるといえます.

作業療法士は,クライエントに日々関わっている実践の介入効果をもっと外部にアピールしていく必要があると感じています.EAPOは,そんな作業療法士のニーズに応えることができる可能性を秘めています.是非,皆さんの臨床実践にEAPOをお役立てください.